汪明ルートの何が自分のテンションを下げたかと言いますと、
主人公が投獄されるイベント前後の流れが。

先に芙蓉園で殿下の話を聞いて、お菓子を食べるような雰囲気じゃなくなって主人公一人で街に帰り、いざこざがあって投獄、それを知った殿下が急いで駆け付け、さっきの発言取り消して謝罪、となっていたら自分は納得できたかも。

殿下がどういう考えだったのかを主人公が全く知らないままなので、危ないところを助けてもらった、という状況しか分かってない。
これだと”二人で”何らかの壁を乗り越えた感じがしない……。

自分は光属性の主人公（無難な性格で真面目）でやっていたせいか、振り回されて可哀想な印象を受けました。
（まあでも、1回目は無難に光主人公でやって、次に闇主人公辺りで仕返し（笑）するのも一興かとw）

それから翔侠、永祥、杏紅、胡白、洛泉の順にクリア。
とりあえず、主人公や師匠の謎を知っておきたかったので。
赤い目は不吉、という言い伝え（？）が、あまり機能してないような。

困ったことに、どの攻略ルートでも、汪明殿下が登場すると、どうにもそちらに注意がそれてしまうというか（苦笑）。
他キャラルートでの汪明殿下のお人好しっぷりというか、おいしすぎるんですよ。この殿下を攻略させてw

で。たまたま最後に洛泉ルートやったのですが、この終盤の汪明殿下がーーーーッ！
惚れた。惚れたよ、汪明殿下に。
殿下の行動パターンは幼少のころから残念レベルではありましたが、根底にあるのは他者に対する善意の暴走（苦笑）と真面目さで、これどのキャラのルートでもブレてないんですね。お見事です。
そんなわけで、最初にプレイした汪明本人のルートでは萌えきれず、何故か最後にプレイした洛泉ルートで汪明が最萌キャラに確定されてしまいました。

バッドエンドは3つほど見たのですが、主人公が死ぬ系統のだけなんですかね。そんなんだったら全部見なくてもいいかなあ……。（実際は分からないのですが）

お祖父ちゃんを助けるためには、注射された毒物が何であるか知らねばならない。

そんな状況で、なぜ楠正成の謎に迫るツアー？

ヒロインの行動が理にかなってないですよ。

楠正成の謎に迫られたら困る人が犯人だから、おおっぴらに楠正成の謎を調べていたら、犯人のほうから接触してくるはず！　だからお祖父ちゃんの足跡を追うの！
と、計算したうえで行動してほしかった。
（犯人のほうからノコノコやってきたのは、マジで結果オーライとしか……）

ヒロイン自身が歴史に詳しくないという設定で、偶然再会した高校時代の同級生が歴史に詳しいとしると、手伝ってほしいとお願いをする。
これは別にいいと思うのですが。

お祖父ちゃんが次に向かったのは、～～かもしれない、と向かってみたけど、それらしい痕跡が見つからなかったとき。
「時間の無駄」とか、「こんな場所までやってきて何をしているの」とか。
お願いしてお任せしたうえで、不都合なことは相手のせいにする。これはいただけない。

このお話の中で、意外でステキだったのは、お祖父ちゃんの家族愛が分かるところですかね。これは良かったと思う。

あと、愛媛県の人はこれ読んだら怒るんじゃない？　と、余計な心配もしてしまいました（汗）。